はじめまして。こんにちは。
僕は東京に住む32歳独身サラリーマンのジェイムス山田です。東京に生まれ、東京に育ち、いまだに独身で2DKの団地で実家暮らしですが、困るのは収納です。高校生からアルバイトを始めたのですが、バイト代は服とCDとマンガと本とフィギュアとよくわかんない雑貨に消えていく日々。
受験期間を挟んで大学生になると、物欲は止まらず、部屋を埋め尽くすモノモノモノ。さらに社会人なって自由に使えるお金が増えると、物欲はさらに加速し、団地サイズの6畳間と押し入れはモノであふれて寝るスペースすらままならない状況となりました。
そんなときに東日本大震災が発生します。家に帰ると積み重ねていた本やCDが倒れ、なんとか確保できていた寝るスペースすらなくなっていました。
「これ、寝てる間に地震きてたら死んでたな」
率直な感想です。
収納が生死を分ける問題になる
かといって、いままで時間とお金をかけて収集したモノたちです。捨てるなんてできません。なんとか収納する手段を考えましたが、部屋(というか自宅全体)はキャパオーバーです。
あらたに物理的に収納できる面積を確保しないとどうにもならない。そこで頼りにしたのがトランクルームです。
トランクルームとは
一口にトランクルームといっても、大きく3種類に分類することができます。
トランクルーム | レンタル収納スペース | コンテナ | |
運営会社 | 倉庫業者 | 不動産賃貸業者 | 不動産賃貸業者 |
保管場所 | 倉庫 | 専用建物、ビルのフロア等の屋内 | 屋外のコンテナ |
荷物の出し入れ | 管理者の立ち会いが必要 | 利用者の自由 | 利用者の自由 |
保証 | 法律で義務付けられている | 保証義務なし | 保証義務なし |
利用時間 | 営業時間内 | 原則自由 | 原則自由 |
料金 | 比較的高い | 中くらい | 比較的安い |
特徴 | ・荷物を預かる ・常駐スタッフあり ・セキュリティがしっかりしている ・国土交通省の認定制度あり。下が認定マークです。 ![]() |
・荷物を収納するスペースを貸す。 ・トランクルームより利用者が自由に使える ・トランクルームより緩いセキュリティ |
・荷物を収納するスペースを貸す。 ・トランクルームより利用者が自由に使える ・屋外なので自然環境の影響を受けやすい。 |
一般的に「トランクルーム」と呼ばれるものは「レンタル収納スペース」「コンテナ」を指すことが多いと思います。
(上記の「トランクルーム」は法人の在庫保管が主な用途かと思います)
僕が利用しているのは「レンタル収納スペース」「コンテナ」です。荷物の種類によって使い分けをしています。
レンタル収納スペース(屋内型トランクルーム)
レンタル収納スペースは屋内で保管されるため、屋内型トランクルームと呼ばれることが多いです。
屋内型であるため、湿度・温度管理に優れており、またセキュリテイもしっかりしています。その分、比較的利用料が高めになることが多く、利用できるスペースは限られます。
僕は、湿度・温度によって劣化が起こりやすい本・雑誌、洋服、CD、フィギュア等を保管しています。また、もし無くなったら取り戻すことのできない思い出の品なんかもを保管してますね。
一般的には、季節ものの荷物(ストーブ、扇風機、雛飾り、鯉のぼり)、育児用品(ベビーカー、ベビーベッド)、ゴルフバック、アウトドア用品等を保管することも多いようです。
コンテナ(屋外型トランクルーム)
屋外に設置されるコンテナで保管されるため、屋外型トランクルームと呼ばれることが多いです。
屋内型と比較し、湿度・温度管理が外気に影響されます(温度は外気の±7℃くらいになる)。その分、月額利用料は安めに設定されており、広いスペースを借りることができます。
一般的には引っ越しの際の一時保管場所として家具や家電類、あるいはロードバイク、バイクなど、大きなモノを保管することが多いようですね。
宅配型トランクルーム
最近は宅配型トランクルームという業態もあります。主な業態は以下の2種類です。
- ボックス単位でスペースを借りて保管する。
- ダンボール単位でスペースを借りて保管する。
どちらの業態も自宅(ネット)から指定をするだけで自宅とトランクルーム間を配送してくれます。また、ネットの専用ページから保管している荷物の一覧を見ることも可能です。
荷物の出し入れに送料はかかりますが、めんどくさがりは人、もしくはクルマを持っておらず、搬入・搬出が難しい人にとっては非常に便利です。
荷物は実績のある倉庫業者に保管されることが多く、また、郊外に設置された倉庫に保管するので、月額利用料が安価になる傾向にあります。
トランクルームにかかる費用
トランクルーム利用にかかる費用は初期費用と月額利用料に分かれます。初期費用はもちろん契約時にかかる費用。利用料は毎月請求されます。
解約時に手数料が発生することは基本的にありませんが、トランクルームが破損していた場合等は原状復帰を求められることもあります。
初期費用
初期費用としては以下が必要になることが多いです。
●利用料・管理費(初月分)
契約した日から月末まで、日割りの利用料を支払います。翌月の利用料を初回に支払うこともあるようです。
●事務手数料
定額(数千円)から月額利用料1ヶ月分、または無料のところまで業者によって様々です。キャンペーンで無料になることもあります。
●保険料
火災や盗難に備えた保険料です。無料(業者負担)が多いようですが、利用者負担になることもあります。保険に加入する際には補償上限額を確認しておいたほうがよいです。
●保証金
万が一、鍵を失くしてしまったときや施設を毀損してしまった際などの万が一に備えた保証金です。無料から月額利用料の数ヶ月分まで業者によって様々です。
●鍵代
トランクルームのカギ代です。数千円程度が一般的なようです。
月額利用料
トランクルームの利用にかかわる月額利用料ですね。スペース、場所、設備によって大きくかわります。東京の相場ざっくり以下のようです(管理費込み)。
池袋駅徒歩15分の屋内トランクルーム:1畳 17,000円
立川駅徒歩15分の屋外トランクルーム:1.5畳 12,000円
八王子駅徒歩15分の屋外トランクルーム:1.5畳 9,000円
ちなみに東京から利用できる宅配型トランクルームだと、高さ180㎝×縦100㎝×横100㎝くらいのボックスを月額6,000円程度で利用できます。ただし、荷物の出し入れには送料がかかります。
トランクルームを選ぶ基準
僕がトランクルームを選ぶ基準は以下の5点です。以下の5点と利用料と保管する荷物の重要性のバランスを踏まえ、契約するトランクルームを決めています。
自宅からの距離
僕は東京郊外に住んでいるので、近所のトランクルームを利用してもそんなに料金は高くなりません。あっ!と思い立ったときに、クルマで15分程度あれば到着できる距離感を目安にしています。
過去にクルマで1時間以上かかる距離にあるトランクルームを利用していたことがあるのですが、そうなると何かあっても取りにいくのが億劫になるんですよね。それだと本末転倒な気もするので、自宅からの距離感はかなり重要視しています。
(もちろん、宅配型トランクルームであればもちろん自宅からの距離を気にする必要はありませんね)
利用時間
24時間いつでも自分の荷物が出し入れできるのが原則です。
営業時間外に荷物出し入れをする機会はほぼありませんが、緊急を要する場合もあります(深夜に喪服を取りにいったことがあります)。利用時間はチェックしておいたほうがいいと思います。
設備、空調管理
自分の目で設備を確かめてから契約することにしています。
屋内であれば、空調はもちろんですが、駐車場の位置、重い荷物も楽に出し入れできるエレベーターや台車が備わっているかも気にしています。
屋外であれば、多少は目をつぶります。空調はどうやっても外気±7℃くらいまでしかコントロールできないそうです。ただ、クルマをコンテナの近くまで乗りつけられるかはチェックするようにしています。
湿度も確認ポイントです。せっかく保管した貴重なモノがカビにやられてしまうこともありますからね。
セキュリティ
大切な荷物を保管しているのですから、セキュリティも重要です。管理人が常駐しているか、もしくは警備会社が管理しているか。屋内外に監視カメラが設置されているか、そういった点を注意しています。
また、万が一、盗難や火災があった場合でも保険に加入していればある程度は補償されます。契約時に保険加入の有無、保証上限額等も確認しておいたほうがよいと思います。
口コミ
実際に利用しているユーザの口コミは重要です(トランクルームに限った話ではありませんが)。業者の評判を確かめた上で、契約したほうがよいでしょう。
おすすめトランクルーム業者一覧
おすすめのトランクルーム業者大手5社です。一旦は順位付けをしていますが、どの業者も一長一短なので、利用する目的にあった業者を選択することが大切かと思います。
1位 宅トラ(宅配型) 月額利用料4,980円~
運営会社 | 株式会社クオリティライフ・コンシェルジュ (クロネコヤマト提携) |
業態 | 宅配型 |
初期費用 | 初回引取料(※)と利用初月の保管料日割り金額と2か月分の保管料 ※レギュラーBOX 22,000円 ミニBOX 19,000円 (税別) |
クロネコヤマトが自宅とトランクルーム間の配送をしてくれる宅配型トランクルームです。自宅(ネット)で指示を出すだけなので、とても楽ちんですね。
また、自宅以外へも荷物の出し入れが可能です。ゴルフやスキー場へ手ぶらで行って手ぶらで帰るなんてこともできますね。
■宅トラはこんな人におすすめ
- 荷物の出し入れが面倒だと感じている人。
- ゴルフ場、スキー場へ手ぶらで行って、手ぶらで帰って来たい人。
■月額利用料
レギュラーBOX:6,000円(税別)
ミニBOX:4,980円(税別)
※月額料金の他に、以下の配送料が必要となります。
荷物の三辺合計の長さが
60cmまで 1,785円
80cmまで 2,000円
100cmまで 2,255円
120cmまで 2,470円
140cmまで 2,730円
160cmまで 2,945円
200cmまで 6,820円
250cmまで 10,398円
300cmまで 14,246円
350cmまで 20,254円
全量(ミニ) 20,520円
全量(レギュラー) 23,760円
■宅トラのメリット
- 自宅、自宅外とトランクルーム間の配送をしてくれる。
- 月額利用料が安い。
- 設備の温度管理、湿度管理が徹底されている。
- 専用サイトから保管した荷物の一覧を見ることができる。
■宅トラのデメリット
- 荷物の出し入れに配送料がかかってしまう。
- 直接トランクルームへ行くことができない。緊急の場合でも荷物を取り出すのに時間がかかる。
頻繁に出し入れするようなモノや、緊急で必要になるモノは宅トラでの保管は向かないかもしれませんが、レジャー用品を預けるのには宅トラはおすすめです。
公式HP→指示するだけでトランクルームから荷物を配送できる宅トラ
2位 キュラーズ 月額利用料3,000円台~
運営会社 | 株式会社キュラーズ |
業態 | 屋内型 |
初期費用 | 最初の利用料(初月日割り分+翌月分)とセキュリティカード代金2,300円(税抜) |
最近至るところで見かけるようになったキュラーズ(Quraz)です。創業は2001年なので、十分な利用実績もあります。
■キュラーズはこんな人におすすめ
- 温度湿度管理が行き届いたセキュリティ完璧な屋内スペースで荷物を保管したい人。
- 短期間だけ荷物を保管したい人。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩3分のトランクルームの場合、以下のとおりです。
1.0畳 11,200円 → 7,840円
2.0畳 20,900円 → 14,630円
※5ヶ月間30%OFFキャンペーン中の料金。
キュラーズは最初の3ヶ月間、もしくは5ヶ月間月額利用料が30%オフとなるキャンペーンを頻繁に実施してます。
■キュラーズ(Quraz)のメリット
- 初期費用が安い。セキュリテイカード代の2,300円のみ。
- 24時間利用可能。
- 日中帯は店舗スタッフ常駐。トランクルームで店舗にスタッフ常駐は珍しいです。
- 設備が清潔、温度管理、湿度管理が徹底されている。独自のシステムで温度湿度が規定値を超えると店舗に警告が通知されます。
- セキュリティ完備。ALSOKと提携しています。
■キュラーズ(Quraz)のデメリット
- 月額利用料が比較的高い
月額利用料は若干高めですが、それを補う利便性と安心感がキュラーズ(Quraz)にはあります。また、初期費用が安いため、短期利用には向いてると思います。
大切なモノを保管する、もしくは短期利用ならキュラーズ(Quraz)がおすすめです。
公式HP→トランクルームならキュラーズ
3位 .R(ドッとあ~る)コンテナ 月額利用料2,000円台~
運営会社 | 株式会社ユーティライズ |
業態 | 屋外型、屋外型 |
初期費用 | 使用料 : 当月分の日割り分と次月分の使用料 保証委託手数料 : 約1ヵ月分 補償料 : 500円(非課税)/月 事務手数料 : 1ヵ月分 サポート料:300円~/月 メンテナンス費用 : 5,400円(税込) |
最近東京にも進出してきた.R(ドッとあ~る)コンテナです。全国コンテナ保有数13,000突破し、九州地区ではシェアNo.1。実績は十分ですね。
■.R(ドッとあ~る)コンテナはこんな人におすすめ
- 広いスペースで大きな荷物を安く保管したい人。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子市内のトランクルーム(屋外型)の場合、以下のとおりです。
1.4畳 6,480円(税込)
2.8畳 12,960円(税込)
■.R(ドッとあ~る)のメリット
- 月額利用料が安い。
- 24時間利用可能
■.R(ドッとあ~る)のデメリット
- 常駐管理人がいない。管理人が巡回して清掃等を行う。
- 湿度温度が一定に保たれない。
デメリットは屋外型であれば仕方がない程度のデメリットです。大きな家具や家電を保管するのであれば、問題はないと思います。屋外型を利用するのであれば、.R(ドッとあ~る)で間違いないです!
公式HP→トランクルームならドッとあ~るコンテナ
4位 ハローストレージ 月額利用料2,000円台~
運営会社 | エリアリンク株式会社 |
業態 | 屋外型、屋外型 |
初期費用 | 使用料:当月分の使用料(日割)、翌月分までの使用料 管理費:当月から翌月分まで(2,160円x2ヶ月分=4,320円) 事務手数料:月額使用料の1ヶ月分 鍵代:屋外型トランクルーム4,320円 屋内型トランクルーム:2,940円 セキュリティ登録料:屋内型トランクルーム1,080円 安心保証パック:540円 |
なぜかキティちゃんがイメージキャラクターを勤めています。トランクルームとキティちゃん。。。ホームページもかわいくできいてますが、実績は十分の実力派です。
■ハローストレージはこんな人におすすめ
- 自宅の近所で保管したい人。都内各所にあるハローストレージのトランクルームがあるので、きっと自宅のそばに見つかります。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩10分のトランクルーム(屋内型)の場合、以下のとおりです。
1.2畳 10,560円(税込)
2.0畳 16,360円(税込)
■ハローストレージのメリット
- 24時間利用可能。
- 月額利用料が比較的安い。
- 東京都内に多数の保管施設がある。
■ハローストレージのデメリット
- 初期費用が比較的高い。
- 常駐管理人がいない。管理人が巡回して清掃等を行う。
月額利用料が比較安めのため、長期間の保管におすすめです。また、店舗数が多いので、自宅近くにハローストレージのトランクルームがあれば検討をおすすめします。
公式HP→ハローストレージ
5位 サマリーポケット 月額利用料250円~
運営会社 | 株式会社サマリー |
業態 | 宅配型 |
初期費用 | 0円! |
圧倒的な安さのサマリーポケット。いわゆるスマホアプリです。
ダンボールに詰めるだけというお手軽感と、ワインや美術品を保管してきた倉庫業の老舗「寺田倉庫」が24時間365日体制で温度・湿度を管理するという安心感。屋内型や屋外型のトランクルームにはないメリットがたくさんあります。
■サマリーポケットはこんな人におすすめ
- ダンボールに収まるくらいの少量の荷物を預けたい人。
- 衣替えの洋服を預けたい人。
- 本や雑誌、マンガの一覧化を誰かにやってほしい人。
- 誰にも見られたくない荷物を隠したい人。
- 料金を安く抑えたい人。
- スマホアプリ上で荷物を一覧で見れるようにしておきたい人。
■月額利用料
ダンボール1箱毎に月額利用料がかかります。ダンボールの大きさによって以下のとおり変わります。
縦39㎝×横38㎝×高38㎝:250円~
縦68㎝×横47㎝×高35㎝:350円~
ブックスプラン(縦35㎝×横33㎝×高29㎝):400円
■取り出し送料(全国一律)
取り出し送料もダンボール1箱毎にかかります。ダンボールの大きさによって以下のとおり変わります。
縦39㎝×横38㎝×高38㎝:800円~
縦68㎝×横47㎝×高35㎝:980円~
ブックスプラン(縦35㎝×横33㎝×高29㎝):350円
■サマリーポケットのメリット
- Webサイト、スマホアプリから荷物の出し入れを指示できる。
- 荷物をダンボールに詰めるだけの手軽さ。
- 初期費用/月額利用料が安い。
- オプションが豊富。クリーニングもできてしまう。
■サマリーポケットのデメリット
- 荷物を取り出すのに時間がかかる。最短で翌日。
- 荷物の取り出しに送料がかかる。預け入れ送料は無料。
- 家具、家電等の大きな荷物が保管できない。
公式HPは→月額250円~の収納サービス|サマリーポケット