キャンプ用品って一式そろえるとものすごい嵩張りますよね。パッと思いつくだけでも、テントやテーブル、椅子、寝袋など。東京の住宅事情を考えると、置き場に困って、なんなら自宅を手放し、いっそキャンプ用品で河原に永住する一家が大半かと思います。
僕はアウトドアに向いてません。どうも外で食べるとか、外で寝るとかできないんですよね。環境の変化に弱い都会のもやしっ子なので、すぐ死ぬと思います。河原で暮らすこともできません。
アウトドア好きな人は本当に環境への適応能力が凄まじいですよね。トイレットペーパーなんかなくても生きていけるくらいのたくましさ。うらやましく思います。
そういうことですので、僕はキャンプ・アウトドア用品をトランクルームに保管したことはないのですが、他の利用者を見ていると、けっこうトランクルームに保管してる人がいます。週末にクルマで横づけして、キャンプ用品を取り出す家族連れとか、社会人サークルっぽい人たちとか見ることが多いです。みんなトランクルームを活用してるんですねー。
・自宅に置くことはできない。格安の保管場所を探している。
・格安でも広くて自宅から近い保管場所がいいなぁと思っている。
キャンプ・アウトドア用品を保管するときの注意点
元々屋外で利用することを前提に作られたキャンプ・アウトドア用品。一般的なキャンプ・アウトドア用品はこんなかんじでしょうか。
- テント
- タープ
- ランタン
- 焚き火台
- テーブル
- チェア
- 寝袋
- クーラーボックス
収納に困る大物はテントと焚き火台、テーブルとチェア、そして寝袋でしょうか。やっぱりキャンプ・アウトドア用品って大きな物が多いですよね。
雑に物置に詰め込むということをやってしまいそうですが、ちょっと待ってください!せっかく高いお金を出して買ったキャンプ用品も、保管のやり方を間違えると翌シーズン使えなくなってしまうかもしれません!
キャンプ用品の大敵は湿度!
湿度の高いとこで保管するとどうしてもカビが発生します。特にテントや寝袋などはカビが生えやすいですよね。
大切なのは保管前にしっかり汚れを落とし、陰干しすること。そして湿度を一定に保つことのできる屋内環境で保管することです。
テントは水洗いしてから陰干しをして保管しましょう。
寝袋も水洗いをしてから陰干しです。保管する際には袋に入れず、ハンガーにかけておいたほうが良さそうです。
もう一つの大敵。それは金属の錆び!
コンロや焚き火台、それにペグなどの金属部分が錆びてしまうと寿命が縮んでしまいます。せっかく買ったキャンプ用品、長持ちさせたいですよね。
特に海辺で使用した後は塩分を吸って錆びやすい状態になります。
しっかりと水洗いをして汚れや塩分を落とし、それから陰干しして乾かしてから、保管しましょう。
紫外線にもご注意を!
屋外で利用するキャンプ用品なので紫外線に強そうですが、長期間直射日光に晒すと色褪せの原因になります。
空よりも真っ青なテントが曇天みたいにくすんだ色に褪せてしまったら、もう家でプレステやってたくなりますよね。
テントや寝袋等、水洗いした後は直射日光の下で干さず、陰干ししましょう。これもキャンプ用品を長持ちさせる大切な手段です。
キャンプ・アウトドア用品を保管するのにNGな場所・OKな場所
屋外で使うキャンプ・アウトドア用品なので、どこにでも保管して良さそうですが、これまで書いたとおり湿度、錆び、紫外線は大敵です。
さらに、大きいんですよね、キャンプ・アウトドア用品って。狭い東京の住宅事情では保管できるスペースの確保って難しいのではと思います。
湿度に気をつける必要のあるテント、タープ、寝袋は屋内へ、それほど湿度を気にしなくていい焚き火台、テーブル、チェア、クーラーボックス、ランタンは屋外へと保管場所を分けてもいいかもしれないですね。
【OKな場所】物置
湿度を気にしなくていい焚き火台、テーブル、チェア、クーラーボックス、ランタンは自宅の物置で十分だと思います。
保管前にしっかり水洗いして陰干しすることを忘れなければ、錆び等の劣化を抑えることもできるのではと。
ただし、湿度を気にするテント、タープ、寝袋の保管は避けたほうが良いかもしれません。もし物置に保管するとしても、通気性を確保するか、月1回程度は陰干しした方がいいかもしれないですね。
【NGな場所】クルマのトランク
クルマのトラブルにキャンプ・アウトドア用品を保管している人も多いと思います。しかし、夏場のトランクは高温多湿になりやすい場所。夏場は車内が80℃を超えることもあります。
いくら頑丈にできているキャンプ・アウトドア用品であっても、クルマのトランクへの保管は避けた方がよいでしょう。
【OKな場所】トランクルーム
広いスペースを借りることができるトランクルーム。キャンプ・アウトドア用品の保管場所としては最適です。屋内型トランクルームであれば、キャンプ・アウトドア用品の大敵である湿度も一定に制御することができます。
以下にトランクルームにキャンプ・アウトドア用品を保管する場合のメリットとデメリットをまとめてみました。
デメリット 月額利用料がかかる
トランクルームを利用するには月額料金がかかります。借りているスペースに対して支払う料金ですね。キャンプ・アウトドア用品一式であれば1畳ほどのスペースが必要になると思います。
参考までに八王子でトランクルームを借りる場合の月額利用料は以下となります。
屋内型(1.3畳):9,100円
屋外型(1.5畳):2,600円
屋内型トランクルームであれば屋外型より料金は高めですが、温度・湿度が一定した室内で保管することも可能です。予算に余裕があれば屋内型がいいかもしれません。
メリット 広いスペースを借りることができる。
トランクルームはロッカー型のタイプから8畳、もしくは10畳以上の様々なスペースを借りることができます。お持ちのキャンプ・アウトドア用品に見合ったスペースを借りれますよ。
あた、広めのスペースを借りれば自分だけの趣味の部屋的な使い方もできます。工夫すればいろいろ使えそうですね!
メリット 湿度温度が24時間365日管理されている。
室内型であれば温度・湿度を24時間365日一定に保った環境で保管できます。
ただし、屋外型、または空調のない屋内型は外気とそんなに変わらないこともあります。契約する際には実際の保管場所を確かめるようにしたほうがよいでしょう。
キャンプ・アウトドア用品の保管料金を安く抑えるには?
キャンプ・アウトドア用品の保管にトランクルームを利用するにしても、ちょっと料金高いなぁと感じた方は多いのではないでしょうか?毎月9,000円は出せないなぁと。
実はもっと安く保管できる手段があるんです。それは宅配型のトランクルームです。
宅トラはキャンプ・アウトドア用品をそのまま預けられる
宅配型トランクルームの宅トラ。月額利用料は2パターンです。
レギュラーBOX:6,000円(税別)
ミニBOX:4,980円(税別)
レギュラーBOXとミニBOXのサイズはこんなかんじです。
ミニとレギュラーどちらを選ぶかはお持ちのキャンプ・アウトドア用品の大きさから見積りですね。
保管場所は国から認定を受けた倉庫業者なので、温度湿度管理に問題はありません。キャンプ・アウトドア用品の保管場所としては最適です。
ただし、宅トラは月額料金の他に、以下の配送料が必要となります。荷物の三辺合計の長さによって配送料が決まります。
三辺合計サイズ | 配送料 |
~60cm | 1,785円 |
~80cm | 2,000円 |
~100cm | 2,255円 |
~120cm | 2,470円 |
~140cm | 2,730円 |
~160cm | 2,945円 |
~200cm | 6,820円 |
~250cm | 10,398円 |
~300cm | 14,246円 |
~350cm | 20,254円 |
全量(ミニ) | 20,520円 |
全量(レギュラー) | 23,760円 |
この料金が搬入時、搬出時にかかってしまいます。自分でトランクルーム現地に行って取り出すことは不可能です(というか、セキュリティの都合で、どこに預けれられてるかもわかりません…)。
また、宅トラは自宅・自宅以外から荷物の発送・集荷が可能です。キャンプ場へ手ぶらへ行くことも可能です(キャンプ場が荷物を受け入れてくれれば)。
宅トラ公式HPはこちらから→指示するだけでトランクルームから荷物を配送できる宅トラ
サマリーポケットはとにかく料金が安い
圧倒的な安さのサマリーポケット。いわゆるスマホアプリです。
ダンボールに詰めて送るだけの手軽さが魅力ですが、ダンボールに入るサイズに圧縮できればキャンプ・アウトドア用品の保管も可能です。
ダンボールのサイズは以下の2種類です。250円から保管できます。
縦39㎝×横38㎝×高38㎝:月額料金250円から保管可能
縦68㎝×横47㎝×高35㎝:月額料金350円から保管可能
※荷物を取り出す際には全国一律以下の料金がかかります。
縦39㎝×横38㎝×高38㎝:800円から
縦68㎝×横47㎝×高35㎝:980円から
小さいサイズのダンボールに入る荷物はこんなかんじです。
大きいサイズのダンボールだとこんなかんじ。
かなり入りますね。大きいサイズのダンボールだと、羽毛布団が丸々入ってしまう大きさです。
テントやタープ、寝袋は布団圧縮袋を使えばかなりコンパクトになりますよね。
ちなみに、サマリーポケットの保管は1950年創業の寺田倉庫。湿度温度管理やセキュリティも問題なしです。保管体制もばっちりですね。
サマリーポケット公式HP→月額250円~の収納サービス|サマリーポケット
キャンプ・アウトドア用品を保管できるトランクルーム
キャンプ・アウトドア用品を預けるのに向いているトランクルームはこちらです。できればキュラーズの屋内型、ご近所にキュラーズがなければハローストレージ、ドッとアールの屋外型がよいと思います!
キュラーズ
運営会社 | 株式会社キュラーズ |
業態 | 屋内型 |
初期費用 | 最初の利用料(初月日割り分+翌月分)とセキュリティカード代金2,300円(税抜) |
最近至るところで見かけるようになったキュラーズ(Quraz)です。創業は2001年なので、十分な利用実績もあります。
■キュラーズはこんな人におすすめ
- 温度湿度管理が行き届いたセキュリティ完璧な屋内スペースで荷物を保管したい人。
- 短期間だけ荷物を保管したい人。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩3分のトランクルームの場合、以下のとおりです。
1.0畳 11,200円 → 7,840円
2.0畳 20,900円 → 14,630円
※5ヶ月間30%OFFキャンペーン中の料金。
キュラーズは最初の3ヶ月間、もしくは5ヶ月間月額利用料が30%オフとなるキャンペーンを頻繁に実施してます。
■キュラーズ(Quraz)のメリット
- 初期費用が安い。セキュリテイカード代の2,300円のみ。
- 24時間利用可能。
- 日中帯は店舗スタッフ常駐。トランクルームで店舗にスタッフ常駐は珍しいです。
- 設備が清潔、温度管理、湿度管理が徹底されている。独自のシステムで温度湿度が規定値を超えると店舗に警告が通知されます。
- セキュリティ完備。ALSOKと提携しています。
■キュラーズ(Quraz)のデメリット
- 月額利用料が比較的高い
月額利用料は若干高めですが、それを補う利便性と安心感がキュラーズ(Quraz)にはあります。また、初期費用が安いため、短期利用には向いてると思います。
大切なモノを保管する、もしくは短期利用ならキュラーズ(Quraz)がおすすめです。
公式HP→トランクルームならキュラーズ
ハローストレージ
運営会社 | エリアリンク株式会社 |
業態 | 屋外型、屋外型 |
初期費用 | 使用料:当月分の使用料(日割)、翌月分までの使用料 管理費:当月から翌月分まで(2,160円x2ヶ月分=4,320円) 事務手数料:月額使用料の1ヶ月分 鍵代:屋外型トランクルーム4,320円 屋内型トランクルーム:2,940円 セキュリティ登録料:屋内型トランクルーム1,080円 安心保証パック:540円 |
なぜかキティちゃんがイメージキャラクターを勤めています。トランクルームとキティちゃん。。。ホームページもかわいくできいてますが、実績は十分の実力派です。
■ハローストレージはこんな人におすすめ
- 自宅の近所で保管したい人。都内各所にあるハローストレージのトランクルームがあるので、きっと自宅のそばに見つかります。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩10分のトランクルーム(屋内型)の場合、以下のとおりです。
1.2畳 10,560円(税込)
2.0畳 16,360円(税込)
■ハローストレージのメリット
- 24時間利用可能。
- 月額利用料が比較的安い。
- 東京都内に多数の保管施設がある。
■ハローストレージのデメリット
- 初期費用が比較的高い。
- 常駐管理人がいない。管理人が巡回して清掃等を行う。
月額利用料が比較安めのため、長期間の保管におすすめです。また、店舗数が多いので、自宅近くにハローストレージのトランクルームがあれば検討をおすすめします。
公式HP→ハローストレージ
.R(ドッとあ~る)
運営会社 | 株式会社ユーティライズ |
業態 | 屋外型、屋外型 |
初期費用 | 使用料 : 当月分の日割り分と次月分の使用料 保証委託手数料 : 約1ヵ月分 補償料 : 500円(非課税)/月 事務手数料 : 1ヵ月分 サポート料:300円~/月 メンテナンス費用 : 5,400円(税込) |
最近東京にも進出してきた.R(ドッとあ~る)コンテナです。全国コンテナ保有数13,000突破し、九州地区ではシェアNo.1。実績は十分ですね。
■.R(ドッとあ~る)コンテナはこんな人におすすめ
- 広いスペースで大きな荷物を安く保管したい人。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子市内のトランクルーム(屋外型)の場合、以下のとおりです。
1.4畳 6,480円(税込)
2.8畳 12,960円(税込)
■.R(ドッとあ~る)のメリット
- 月額利用料が安い。
- 24時間利用可能
■.R(ドッとあ~る)のデメリット
- 常駐管理人がいない。管理人が巡回して清掃等を行う。
- 湿度温度が一定に保たれない。
デメリットは屋外型であれば仕方がない程度のデメリットです。大きな家具や家電を保管するのであれば、問題はないと思います。屋外型を利用するのであれば、.R(ドッとあ~る)で間違いないです!
公式HP→トランクルームならドッとあ~るコンテナ
まとめ
自宅に置けないような大きいキャンプ・アウトドア用品の収納・保管ならトランクルームという選択肢もあります。トランクルームなら広々としてスペースが借りらるし、クルマでキャンプ場へ行く前に、ちょっとトランクルーム寄って荷物を取り出すなんてこともできます。
トランクルームは屋外型・屋内型があります。屋内型は保管環境がしっかりしてますが、料金は若干高め。予算に応じた使い分けを!