溜まっていく本と雑誌。趣味や仕事の資料として売るに売れない、捨てるに捨てれないんですよね。
「1982年に佐山聡は何を語っていたか」
「1984年に細野晴臣はどこで何をしていたのか」
「1997年にバグシーシ山下は何を想って何を撮っていたのか」
ある日突然そんなことを調べる必要が起こりえます。いつ必要になるのかわからないのが本と雑誌です。
僕は自宅の本棚に収まりきらなくなり、床に直置きしていたのですが、気がつけば寝るスペースもなくなってきて、さらに乱雑に置いた本・雑誌はホコリや変色でボロボロの状態に…。
もう家に置くことはできない!そんなとき、僕が頼ったのはトランクルームでした。
・どうしかしたいけどお金はかけたくない!
・どうにかしたいけど劣悪な環境で保管したくはない!
本や雑誌を痛める3つの原因
紙製品は意外とデリケートです。特に長期間保管したい本・雑誌は保管環境に気をつけないと、読むことすらできなくなることもあります。
大切な本がカビだらけなったり、カピカピになってたり、変色してたりすると凹みますよね。けっこう高めの古本とかカピカピなってると号泣したくなります。
本や雑誌を痛める3つの原因を挙げます。
直射日光
直射日光は紙を変色させます。僕の部屋は西日が強く照りつけるのですが、床に置いていた本は茶色に変色し、見るも無残な姿になってしまってました。
直射日光ではないにしても、蛍光灯の明かりでさえ、変色は発生します。部屋に置いておくのであれば、本棚にしまうのがベストです。
また、本にカバーをかけておけば、変色はある程度防げます。カバーはホコリ対策にもなります。非常に有効な対処法ですね。
湿度・温度
高温多湿な環境で本・雑誌を保存すると紙がヨレてしまい、紙を束ねているノリが剥がれてしまうことも。
さらに、湿度はカビを誘発します。多少であれば問題ありませんが、ひどくなると文字が読めなくなることもあります。
温度・湿度は一定の環境で保管したほうがよいでしょう。
虫食い
本を開くとたまにみかえる小さい茶色い虫。一見するとダニのようですが、ダニではなく、紙や衣類を食べて生きていく虫です。
見た目もおそろしい虫たち。人体に害はないようですが、防虫剤で駆除しておきたいですよね。
本・雑誌を保管するのに最適な環境
本・雑誌の保管のプロといえば国立国会図書館です。日本で発行された全ての本・雑誌を保管する義務のある国立国会図書館(法律で決められてます)。その国立国会図書館が目指す本・雑誌の保管環境は以下のとおりです。
国立国会図書館の書庫では、温度と湿度を制御できる空調機を設置しており、書庫内の温湿度をこまめにチェックし、「書庫内で人が作業できる温度」「65%以下の湿度」を目指し、1年間を通じて、また1日の中でも、温湿度を急激に変動させないことを目指しています。
参考:国立国会図書館HP
- 書庫内で人が作業できる温度(20℃~25℃くらい?)。
- 65%以下の湿度。
- 室内であること。
以上の3点が本・雑誌の保管環境には重要なようです。この3点を満たせれば、本や雑誌へのダメージは抑えられそうですね。国立国会図書館がそう言ってるのですから。
本と雑誌の保管にトランクルームが最適な3つの理由
以上の3点を自宅で満たすことができるなら、自宅での保管で問題ないと思います。しかし、猛暑の夏場や梅雨の時期を考えると、24時間適切な環境で保管するのは難しいのでは。。。
しかし、トランクルームでは常時最適な環境で保管することが可能です。
湿度・温度が一定の環境で保管可能
屋内型トランクルームであれば、国立国会図書館並みの環境で保管することが可能です。例えば、キュラーズというトランクルーム業者の場合、湿度温度対策は以下のとおりです。
大切な荷物を守るため、湿度を平均60%以下に設定しカビの発生を抑制しています。
湿度を抑え、カビやダニの好む条件を排除することで、24時間365日快適な環境を維持しています。
また、各ユニットやフロアは、空気の通り道をキープすることで空気の循環を行い湿気の停滞を防いでいます。参考:キュラーズHP
温度についても人が苦痛なく作業できる程度に管理されています。僕は夏場に荷物の搬入・搬出に行くことがありますが、施設内が暑いと感じたことはありません。
また、制限値を超えた場合は本社に警告が発信され、現地スタッフが至急対応するそうです。
直射日光のない室内で保管可能
トランクルームには屋外型と屋内型があります。よく見るコンテナが積み重なっているのが屋外型ですね。
屋内型であれば完全な室内保存。保管場所は壁に囲まれており、直射日光があたることはありません。屋外型でもコンテナ内に保管できるので、直射日光が当たることはまずないでしょう。
一覧化してくれるサービスもあり
僕がトランクルームをおすすめする一番の理由がこれです。宅配型トランクルームであれば、保管した荷物を1点1点写真撮影し、Web上の専用ページで一覧化してくれるサービスがあります。
さらに、一歩進んだサービスがサマリーポケットのブックスボックスです。
ダンボールで送った本のバーコードから情報を読み出し、タイトル、著者、表紙を一覧化して専用ページから閲覧可能となります。
自分でやるのは面倒な本の一覧化をやってくれるブックスボックス。これでもう同じ本を2冊買うことなくなるはず。
さらにこのブックスボックスですが、ダンボール1箱月額400円で保管してくれます(ただし、取り出し送料が350円かかります)。破格です。
公式HPは↓↓↓
月額250円~の収納サービス|サマリーポケット
本・雑誌の保管におすすめなトランクルーム
以上、本の保管にトランクルームが最適な理由を書いてみました。大量に本・雑誌があって自宅での保管が難しい、もしくは、環境面で自宅の保管に不安がある場合はトランクルームを考えてみてもいいかもしれません。
ダンボール数箱に収まるようであればサマリーポケットがおすすめです。膨大にある場合はキュラーズを。ただし、キュラーズは店舗数が少ないため、近所になければ、ハローストレージの屋内型トランクルームでもよいかもしれません。
サマリーポケット
運営会社 | 株式会社サマリー |
業態 | 宅配型 |
初期費用 | 0円! |
圧倒的な安さのサマリーポケット。いわゆるスマホアプリです。
ダンボールに詰めるだけというお手軽感と、ワインや美術品を保管してきた倉庫業の老舗「寺田倉庫」が24時間365日体制で温度・湿度を管理するという安心感。屋内型や屋外型のトランクルームにはないメリットがたくさんあります。
ブックスボックスのプランの概要は以下のとおりです。
大きさ | 月額保管料 | 取り出し送料 | |
ボックスボックス | 幅35cm × 奥行33cm × 高さ29cm | 400円 /箱 | ~250g:350円 ~1,000g:540円 1,000g~:800円 |
本の保管に特化したプランです。バーコードを読み取り、タイトルや作者を自動登録してくれ、アプリ上で管理できます。
公式HPは↓↓↓
月額250円~の収納サービス|サマリーポケット
キュラーズ
運営会社 | 株式会社キュラーズ |
業態 | 屋内型 |
初期費用 | 最初の利用料(初月日割り分+翌月分)とセキュリティカード代金2,300円(税抜) |
最近至るところで見かけるようになったキュラーズ(Quraz)です。創業は2001年なので、十分な利用実績もあります。
■キュラーズはこんな人におすすめ
- 温度湿度管理が行き届いたセキュリティ完璧な屋内スペースで荷物を保管したい人。
- 短期間だけ荷物を保管したい人。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩3分のトランクルームの場合、以下のとおりです。
1.0畳 11,200円 → 7,840円
2.0畳 20,900円 → 14,630円
※5ヶ月間30%OFFキャンペーン中の料金。
キュラーズは最初の3ヶ月間、もしくは5ヶ月間月額利用料が30%オフとなるキャンペーンを頻繁に実施してます。
■キュラーズ(Quraz)のメリット
- 初期費用が安い。セキュリテイカード代の2,300円のみ。
- 24時間利用可能。
- 日中帯は店舗スタッフ常駐。トランクルームで店舗にスタッフ常駐は珍しいです。
- 設備が清潔、温度管理、湿度管理が徹底されている。独自のシステムで温度湿度が規定値を超えると店舗に警告が通知されます。
- セキュリティ完備。ALSOKと提携しています。
■キュラーズ(Quraz)のデメリット
- 月額利用料が比較的高い
月額利用料は若干高めですが、それを補う利便性と安心感がキュラーズ(Quraz)にはあります。また、初期費用が安いため、短期利用には向いてると思います。
大切なモノを保管する、もしくは短期利用ならキュラーズ(Quraz)がおすすめです。
公式HP→トランクルームならキュラーズ
ハローストレージ
運営会社 | エリアリンク株式会社 |
業態 | 屋外型、屋外型 |
初期費用 | 使用料:当月分の使用料(日割)、翌月分までの使用料 管理費:当月から翌月分まで(2,160円x2ヶ月分=4,320円) 事務手数料:月額使用料の1ヶ月分 鍵代:屋外型トランクルーム4,320円 屋内型トランクルーム:2,940円 セキュリティ登録料:屋内型トランクルーム1,080円 安心保証パック:540円 |
なぜかキティちゃんがイメージキャラクターを勤めています。トランクルームとキティちゃん。。。ホームページもかわいくできいてますが、実績は十分の実力派です。
■ハローストレージはこんな人におすすめ
- 自宅の近所で保管したい人。都内各所にあるハローストレージのトランクルームがあるので、きっと自宅のそばに見つかります。
■月額利用料
月額利用料は地域によって異なります。例えば八王子駅徒歩10分のトランクルーム(屋内型)の場合、以下のとおりです。
1.2畳 10,560円(税込)
2.0畳 16,360円(税込)
■ハローストレージのメリット
- 24時間利用可能。
- 月額利用料が比較的安い。
- 東京都内に多数の保管施設がある。
■ハローストレージのデメリット
- 初期費用が比較的高い。
- 常駐管理人がいない。管理人が巡回して清掃等を行う。
月額利用料が比較安めのため、長期間の保管におすすめです。また、店舗数が多いので、自宅近くにハローストレージのトランクルームがあれば検討をおすすめします。
公式HP→ハローストレージ
まとめ
本・雑誌は直射日光を避け、湿度・温度が管理された場所での保管が最適です。せっかく集めた趣味や仕事の資料をボロボロにはしたくないですよね。
自宅での保管が難しいそうであれば、トランクルームを利用するのもアリだと思います。トランクルームだと、国立国会図書館と同じ環境で保管が可能です。また、自分でやるのは面倒だった一覧化をやってくれるサービスもあります。
ぜひご検討を!